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しごとおわりにちょっとしゃべっていくところ。
その後、首は無事です。
そこそこ気をつかって過ごしています。


「過ぎ行く風はみどり色」
猫丸先輩シリーズの長編。昨日がんばって読み返したぞ。
あと一回は読み返さなきゃって思ってたので良かった。
ただこの話は1周すると、物語上の仕掛けである、あるキャラクターの身体的特徴がわかってしまうので2周目以降はそれを踏まえた上で読む、という感じになってしまうんだよね。
それはそれで「この時この人はこうだったんだ」とか「この人のモノローグだけこういう感じなのはそういうことか」というのがわかって面白くもあるけど。

猫丸先輩シリーズは基本的には短編で殺人とか深刻な事件はほとんど起きずちょっとした疑問や不思議を解決する(というよりは推測して「こういうことなんじゃないの」と片付ける)のが主。

猫丸先輩(本名不詳)は小柄で高校生に間違われるような童顔で目の表現に「仔猫のような」という修飾がこれでもかというほどしつこく使われる三十路男なんだけど。天真爛漫かと思えば飄々としていて人を食ったような、落語の長屋のご隠居じみた口調で二人称は「お前さん」(相手が同輩以下の場合)。
対面した大抵の人間から「変人」と思われ、頭がオカシイのではと気味悪がられるキャラクター。実際ちょっと躁気味だよねというレベルの行動をする。あれ…鬱っぽい時もあったっけ…あれ…大逆裁のホームズくんみたいなアレかな…うわ…。
「先輩」というのは、大学時代の後輩キャラクターがいるので彼らがそう呼んでいる。
興味のある分野や好きな分野の知識は異常なほどあるのに、苦手な分野は世間並み以下。私が好きなエピソードは機械系電気系がからっきしなため、切れた蛍光灯の交換ができずに1週間ろうそくで生活したというやつ…すき…。

そんな猫丸先輩なのでかっこいいカテゴリに振られるわけでもないし、振るとしたらかわいいカテゴリのはずも、度を超した挙動不審のために「かわいい」に失礼だよ…みたいになるんだけど(私はかわいいと思っている)、この長編では最後の最後にかっこよく決めてくれるので珍しい一面を見られるのである。
最後の最後に辿り着くまではやっぱり周りに「うわ…変人…」という目で見られているけど。そりゃそうだなと思うことしてるから全然かばう気にもならないのが猫丸先輩。
私もキャラクターとしては好きだけど、実在したら絶対に直接の知り合いにはなりたくないタイプだもん。
知人の知人の知人くらいの距離から奇行を伺って笑っていたい。


ついでなので。
猫丸先輩のCV、今まで考えたこともなかったんだけど、とあるドラマCDを聴いた時に下野紘では???と思ったのでした。
その子はビッチだったので「あ、このビッチ成分は引いてください」となったのだけど。性格の温度がすごくぽかった。初めて出会ったキャラなのに、私この感じのキャラを知ってる…ってなった。

いずれにせよ猫丸先輩の音声化は全く計画されていないでしょうから現場からは以上です。

どうでもいいけど下野の飯食ってる演技があまりにもアニメだった(伝われニュアンス)ので「お前はアニメか」とつっこんでしまいました。

お前はアニメか。
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